なすこの普通紙FFax

ギー太とわたし その5~メジャーとマイナー(音階+)~

なすこです。



さて先日触れた各音と音律について補足します。

チューニングする際に音律は純正律と十二平均律などさまざまな法則がありますが、現実的には1オクターブを12個の半音に区切って、その半音が1:2の12乗根となるように各音を一定の比率で構成する十二平均律を用います。

ここで、基準になる音はなにか?というと、中央のCの3度下にあるAが基準となるのが伝統です。
そしてこのAの周波数は440Hz(ヘルツ)といって、1秒間に440回振動するようにします。
もっとも、この440Hzは一つの目安で、複数の楽器が混在するオーケストラやバンドでは統一させる必要がありますが、441Hzや442Hzを採ることが多いようです。概ね440±5Hzです。オーケストラではこの1Hzの差で全体的な雰囲気が変わるといわれており、441Hzよりも442Hzの方が華やかに響くそうです。詳しくは知りません。

とりあえず基準のAが決まると、次にオクターブの調律となります。十二平均律でも、完全8度は完全に協和する為、オクターブがぴったり1:2になるように調律します。エレキギターの場合オクターブチューニングが必要となります。簡単に言うと、12フレットの位置が、ナット(0フレット)とブリッジサドルの丁度中間に位置すれば周波数が2倍になり、オクターブ上の音が鳴るということですが、実際に距離を測って真ん中にしても、そうはならないことが多いです。理由の1つに、弦を振動させ鳴らす楽器の構造上の特性があります。理論上、弦の振動は、ナット或いは押弦したフレットからブリッジまでが綺麗に弧を描く、「ゆみなり」の振動として捉えますが、実際にはブリッジサドル近傍はあまりゆれないのです。この影響は弦が短いほど大きくなります。これだけ考えるとロングスケールの方が良い楽器といえそうですが、実際には演奏性など複合的に評価する必要があります。また、グランドピアノのように非常に弦が長い楽器でもこの影響を受けます。フレットレスな弦楽器の場合は多少は演奏時に気をつければ済む話ですが、ギターの場合はフレットがフィンガーボードに打ち込まれている為、開放弦をキッチリチューニングしていても押弦するとなんかしっくりこないなんてことがあります。振動の不均衡は弦や各パーツの状態により各楽器ごとに異なるものですから、特に弦のゲージを変更したときをはじめ、ブリッジ高を変更した場合などはオクターブチューニングを確認しましょう。ゲージ変更をしなくても張替え時にはチェックしておきたいところです。※ネックの反りなどの場合には、楽器屋さんで見てもらったほうが良いです。

なお、私はレスポールやテレキャスなどのアームレス仕様のギターですので比較的安定しやすい傾向にありますが、ストラトなどのシンクロナイズドタイプやフロイドローズタイプに代表されるロック式などアーム付きギターの場合は構造上他の弦のテンションによりブリッジユニット全体が影響を受けるので、チューニングが手間になりやすく、狂いやすい(とはいえ改良を重ねよほどの粗悪品でもない限りは許容範囲とのこと。)といわれています。

ロック式の場合はフローティングにセットすると狂いやすい為、演奏によってはフローティングしないようにする事もあります。

オクターブチューニングするには、12弦を通常通り押弦して原音を合わせ、ナチュラルハーモニクスを12弦で鳴らして両者の音が合うようにブリッジサドルの位置を調整します。原音の方が低ければブリッジから12フレットまでの距離が長い(ネック-ブリッジ間の1/2より長い)為ブリッジサドルをネック側にずらします。原音が高い場合はその逆です。

オクターブチューニングは基本的に弦のゲージを変えた場合には必須と考え、できれば弦を張り替えるタイミングでやるようにしましょう。

上手に楽器を弾くためにはちゃんとした音が鳴る楽器を使うことが大切だと思います。



余談が長くなってしまいましたが、本日はメジャーとマイナーについてです。

これまで散々登場したCメジャーコード(三声和音)をおさらいしましょう。
Cメジャー→C+E+G
これはCをルートとし、第3音と第5音が長3度、完全5度の3つの音で構成されたコードです。
非常に明るく、安定間のある響きを持っています。

Q:Fメジャーの音の構成を答えよ。
おなじメジャーコードなら、ルートが違っても第3音と第5音はそれぞれ、長3度、完全5度です。
したがって、Fにとっての長3度と、完全5度で構成させれば良いということになります。
まず長3度ですが、幹音だけで数えて、F→G→A。長3度は半音4つ(=全音2つ)のことですが、FとAの音程は?そう、長3度ですね。なので第3音はAで決まり。
次に完全5度。F→G→A→B→C。完全5度は半音7つだから・・・Cで決まり。
と言うわけで、FメジャーはF+A+Cとなります。

念のためギターでのフィンガーフォームを確認しておきましょう。
簡単のために、5弦をルートにとったコードパターンとします。
まず、5弦のルートを小指で押さえます。
次に長3度の音ですが、4弦で探すと、5弦ので押さえたフレットに対し、一つネック側になります。これを薬指で押さえましょう。最後に完全5度は3弦ですが、5弦のルートを基準にみると、3つネック側のフレット。4弦基準なら2つネック側。
ちょっとずれてる斜めラインです。Cメジャーの場合はこの3弦が開放弦なので楽らく。
折角なので適当なメジャーコードを鳴らしてみてください。

じゃーん。はい、いい音です。

なお、一般的なチューニングなら、ルートを6弦にとる低いコードでもフォームポジションは同じです。つまりレギュラーチューニングは基本形の3声和音の演奏に都合の良いチューニングであることの一端がここから分かります。

じゃーんって一度のストロークで弾くのをブロックコードといいます。
コードを構成する音同士がそれぞれ影響しあって、単音それぞれとは違う響きを感じることが出来ます。
また、分散コードといって、コードを構成する音を分解して鳴らす奏法もあります。
基本的には前の音の響きを継続させて、最終的にはブロックコードと同じような響きを得ることが出来ます。英語ではブロークン・コードなんていうそうです。「それってアルペジオでは?」って感じた方はある意味正解です。分散コードはどの音からどういう順序で弾いても構いません。アルペジオ(アルペッジオ)は分散コードの一種で、低音から高音、高音から低音など順序が一定です。
今回話題になったメジャーコードは基本形ですから、最低音がルートで、第3音、第5音ともに順番どおりの音の高さなので、5→4→3(弦)や3→4→5ならアルペジオですね。
転回形の場合どうなるか知りません。なお、日本では分散コード=アルペジオといったり、左手をコードの形で押さえっぱなしにして、分散させて弾く=アルペジオといったり定義があいまいです。
とりあえず好きに弾いてみましょう。
ブロックコードのストローク弾きよりもドラマチックに聴かせることが出来き、ブロックコードと同じくコード進行に使ったり、メロディとして活用したりします。
余談ですが、小学校の音楽の授業で先生が弾く曲って四拍子の場合、左手はコードを分散和音で弾いて、第1音→第5音→第3音→第5音→第1音・・・繰り返し(ドソミソ、ドソミソ)なんていうのがよくありますね。基本となるリズムとコード進行を表現している機能的な楽曲アレンジだと思います。



次にマイナーコードです!
マイナーコードはルート+短3度+完全5度です。
メジャーコードが理解していればマイナーコードなんか簡単です。
Cメジャー:C+E+G に対し・・・
Cマイナー:C+E♭+G
さっきの5弦をルートに採ったコードなら、4弦が半分ネック側にずれるだけです。

Cメジャー4拍→Cマイナー4拍なんてどうですか?
なんかこの後なんかこの後の展開を期待させる響きじゃないですかね?
簡単ですがこんな小さな展開でも響きを覚えておけばきっと役に立つと思います。
今は体感だけで、どういう意味をもっている展開なのかはそのうちいずれ。

とりあえずメジャーコードとマイナーコードの違いは、第3音が長か短かだけです。
なお、3度の音をとったら、長も短もない響きになります。これがロックではおなじみのパワーコードです。これはルート+完全5度+完全8度のコードです。陰陽ないので、どちらの曲調でもそれなりになじむので非常に便利です。
フォームポジションはわざわざ説明するのもあれですが、先のメジャーコードと異なり、5弦のルートを人差し指で押さえ、4弦、3弦を2フレットブリッジ側を薬指と小指または、薬指で両方を押さえるFコードの省略形みたいなポジションです。まぁ最初に覚えるフォームでしょうから知らないって人はいないでしょうね。
例によって6弦をルートにとっても同じポジションです。



とりあえずメジャーとマイナー(おまけにパワーコード)は以上です。
6弦をルートに採っても、左手の形は同じです。
また、4弦をルートにとった場合のフォームポジションは自分で試してください。
また開放弦を上手に使った一般的なオープンコードがどんな音で構成しているのか改めて確認するのも良いと思います。単純にルートから3度5度で積み上げておらず、上の3度なんかも使っていることが分かると思います。
なお、ルートを最低音にしないものを転回形などといいますが、これらのコードについても遊んでみて響きの違いを確認してみるのも良いと思います。
ヒント:Cメジャー→C+E+G
これをE+G+Cにする。(第一転回形)
他にも考えられますよね?

コードについては近いうちに最低限覚えておきたい、7th、dim、augなんかをとりあげたいと思います。



続いて音階の初歩を。
まずはメジャースケール。

いつもお世話になっているCメジャースケールについてです。
普段何気なく、「ドレミファソラシド」なんていってますので皆さんのからだに染み付いているものと思います。
音程を見ていくと、前半と後半で綺麗に対象となっていることが分かります。
C→(全音)→D→(全音)→E→(半音)→F
G→(全音)→A→(全音)→B→(半音)→C
なお、FからGは全音です。
メジャーコードは明るい響きが特徴ですが、スケールも同じく明るい響きを持ちます。
C→(全音)→D→(全音)→E→(半音)→F→(全音)→G→(全音)→A→(全音)→B→(半音)→C

んで、これまたコードと同じく、主音が変わっても同じ調なら同じ響きを持ちますので、毎度毎度Cメジャーを例にしてもしょうがないので、それぞれの音を代名詞的に呼びなおします。
特に難しい話ではありません。
単に主音から順にローマ数字で表すだけです。
C、D、E、F、G、A、B→I、II、III、IV、V、VI、VII
ディグリーネームなんて言ったりします。

さてスケール全体の性質は上記の通りなのですが、実はこれらの7つの音のうち重要な役割を備えた音がいつくかあります。いろんな考え方はありますが、重要な順にでも並べてみます。
I:主音・・・音階の出発点であり終着点。最も重要な音です。
V:属音・・・主音に対し上方へ完全5度の関係にある音。
IV:下属音・・・主音に対し下方へ完全5度の関係にある音。
VII:導音・・・主音に対し、下方へ短2度の関係にある音。主音に進もうとする音。

ちょっとあれ?と思われるかもしれません。トライアドコードではルート+3度+5度ですから、IIIが重要かと思いきや登場しませんね。音響的にIVやVが重要なのは理解できるかと思いますが、IVの役割が「Iに対し、下方へ完全5度」という視点もとても興味深いと思います。
それより何よりVIIの導音というのが興味深いですね。単にVII単音がそこになっていても決してIに進もうとはしませんが、旋律の中でこのVIIが登場することによって強くIに戻ろうとするというところが重要です。この力によってIに着地したときの安定感は抜群です。

とりあえず難しいことは抜きにしてってことでしたら、開放弦を含まない簡単なポジションは以下です。②オクターブ半ぐらいしかないので狭い運指ですが、まぁこのぐらいでも1曲いけちゃうでしょう。
本当は0~12フレット間の全ての音を覚えてほしいところです。
1弦---○-○○-
2弦---○-○○-
3弦--○○-○--
4弦--○○-○--
5弦-○-○-○--
6弦-○-○-○--
なんだこれって感じですが、非常に規則的に並んでいませんか?
1と2、3と4、5と6弦がペアで同じポジションです。私なりのレギュラーチューニングの理屈はこれなんじゃないかと勝手に解釈しております。

さてさてマイナースケールをみましょう。
マイナースケールは3種類あります。

まずは自然的短調(ナチュラルマイナースケール)について
ナチュラルマイナースケールは以下の通りです。

I→(全音)→II→(半音)→III→(全音)→IV→(全音)→V→(半音)→VI→(全音)→VII→(全音)→I
なんだか分かりにくいですが、メジャースケールに対し、主音を3度下の音を主音にして並べるとこの自然的短調が出来上がります。
たとえばCメジャースケールに対し、3度下のAから読み直すとAマイナースケールになります。
このナチュラルマイナースケールの特徴はVIIとIの長2度の関係であることから、導音がないのが問題です。これによって、いまひとつ締まりのない(主音に着地してもぴたっとした感じが弱い)音階となってしまいます。

そこで、和声的短調(ハーモニックマイナースケール)が考えられました。
これはVIIを半音上げて、導音にしたものです。
I→(全音)→II→(半音)→III→(全音)→IV→(全音)→V→(半音)→VI→(全音+半音)→VII→(半音)→I

導音は出来ましたが、VIとVIIに増2度の大きな音程を抱えてしまいます。HR/HMなんかで大変よく使われるクラッシック風スケールですので覚えておいて損なし!です。というか全部覚えましょう・・・。

さらに増2度をこれを解決してみたのが、旋律的短調(メロディックマイナースケール)です。
導音であるVIIはIに行きたがる音ですから、上行程のVII→Iは短2度の音程にして、増2度の違和感をVIを半音持ち上げることで、解決したものです。
上行程では後半部分が(IV→)V→VI→VII→Iがメジャースケールとまったく同じです。

んで、導音とは関係の無い下行程ではナチュラルマイナースケールを採ります。
マイナー感を得ます。結構苦しいことしておりますが、これによりVI→VIIの増2度を極力減らし、導音も残すことに成功します。

どうですか?マイナーはとりあえず、メジャースケールに対し、3度が半音低いのが基本です。そして7度と6度もチョコチョコ動くって感じです。
どれもメジャーに対し独特のマイナー感があり、それぞれに異なる響きがあるため、イロイロなフレーズを試してみて、吟味しておきましょう。

いずれ、それぞれのスケールがどんな場面で使うかということについて勉強したいと思います。

てことでおさらい。

長調は全全半全全全半。
短調は3種類。
前半は共通で、
全半全
後半がバリエーション有りで、
全半全全┬半全全
    ├半(増2)半
    └全全半と半(増2)半
てな感じ。

とりあえずナチュラルマイナーはメジャーと同じで主音が異なるだけですから、演奏上は覚えることはあまりほとんどありません。なので、まずはメジャーとマイナーのスケールで遊ぶと、簡単で気分も盛り上がるのでお手軽です。
ハーモニックマイナーはVIIが半音高いのでしっかり覚える必要アリ。
メロディックマイナーはもちょっとややこしい。って感じ。

以上
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by KusanaghiMotoko | 2011-09-12 12:47 | ブーム

なすこ(Anastacia)だよ~。
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