あけましたので、年末のコトバについて
新年明けましておめでとうございます。
*
年末年始は田舎で芋虫のようにぐだぐだしておりました。
しっかり正月太りなので、ここからちょっと痩せようと思いました。
今年はコツコツと何かに取り組んでみようと思い、とりあえず貯金というなんだか殺伐としたものを日課?にします。具体的な額は書きませんが、一応目標は立てて頑張ります。
*
~良いお年を~
さて、年末によく耳にする「ヨイ オトシヲ」ですが、これって一体なんなのでしょう?と思いサーチ。
(1)年末の残り少ない日々が良いモノでありますように
(2)良いお年を迎えられますように
(3)良いお歳を迎えられますように
(4)良い一年になりますように
(5)(Have) a happy new yearの直訳
ざっとこんな感じです。
(1)は概ね誤りですが、実際には(2)と大差ありません。
一般的にヨイオトシヲを漢字まじりで標記すると「良いお年を」となります。従って(2)は主流派です。ここで「年」は迎える新年について指しておりますが、これは年末を無事過ごし、新年が迎えられますようにと、今年と来年を指しているものです。なぜ年末を過ごすのに「無事に」などと大げさにとらえるかといえば、昔は企業に限らず、掛けの取引が一般でも多く利用されており、年末に集中することから、ちゃんと払えるのか?が一大事でした。師走というだけに年中行事も集中してバタバタとするので大晦日を迎えることは非常に大変なことだったようです。そのため新年を無事迎えるということはとても意味があったようです。
(3)は(2)と基本的には変わりありませんが、現代の満年齢(誕生日を迎えて1年年をとる)ではなく数え年(生まれた年を1歳とし、1月1日を迎える毎に1歳年をとる)が主流だったために年ではなく歳をあてたものです。(2)ほど殺伐とした意味はないですね。
(4)は来年一年が良い年だといいねというものです。現代ではこの解釈が分かりやすいと思いますが、本来の意味からは多少外れているような感じです。
(5)検索したらヒットしました。このかたの記事では1980年以前にはそもそも「良いお年を」という表現はなかったとされております。
*
~クリスマス・イヴ~
もちょっと遡ってクリスマスイヴ。
現代の日本では12月24日全体を指してクリスマスイヴまたはイヴ(実際の発音はイブ)といいます。どちらかというと本来のクリスマスである12月25日よりも重要視されている傾向にあります。なお、「イブ」=「前日」という認識をしていることが多い為、23日全体を指して「イブイブ」という謎な表現も見受けられます。そして恋人と過ごす日という認識も多いです。
ユダヤ暦および教会暦では日没をもって日付が変わると捉えており、12月24日の晩(イブニング)からクリスマスとなります。また、25日の日没までとなります。
一方カトリック教会では0時をもって次の日付となるため、12月25日の0時から同日23:59までがクリスマスとなります。しかし前夜のミサが行われるため、24日の晩からクリスマスが始まっているような感じです。
日本では夜半のミサを前夜に前倒すので、前夜のミサ(前日の「晩の祈り」)が行われることは稀なようです。
ユリウス暦を用いる正教会ではグレゴリオ暦との差により1月6日の日没から1月7日の日没までがクリスマスです。
ちなみにノエルはクリスマスのフランス語です。イタリア、フランス、スペインなどはカトリックの影響が強く12月25日から1月6日の公現祭(エピファニア)までがクリスマスシーズンとなり、飾りつけは23日に行われ、24日が前夜祭、1月6日を過ぎて片付けられることが多いそうです。プレゼントは魔女が1月6日に持ってくるとされております。
イギリスでは12月25日にサンタクロースがプレゼントを持ってくるのですが、アメリカや日本はこれにならったものです。近頃アメリカでは他宗教への配慮から公式の場ではメリークリスマスよりもハッピーホリデーと表現することが多くなりました。
以上年末のアレコレです。
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年末年始は田舎で芋虫のようにぐだぐだしておりました。
しっかり正月太りなので、ここからちょっと痩せようと思いました。
今年はコツコツと何かに取り組んでみようと思い、とりあえず貯金というなんだか殺伐としたものを日課?にします。具体的な額は書きませんが、一応目標は立てて頑張ります。
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~良いお年を~
さて、年末によく耳にする「ヨイ オトシヲ」ですが、これって一体なんなのでしょう?と思いサーチ。
(1)年末の残り少ない日々が良いモノでありますように
(2)良いお年を迎えられますように
(3)良いお歳を迎えられますように
(4)良い一年になりますように
(5)(Have) a happy new yearの直訳
ざっとこんな感じです。
(1)は概ね誤りですが、実際には(2)と大差ありません。
一般的にヨイオトシヲを漢字まじりで標記すると「良いお年を」となります。従って(2)は主流派です。ここで「年」は迎える新年について指しておりますが、これは年末を無事過ごし、新年が迎えられますようにと、今年と来年を指しているものです。なぜ年末を過ごすのに「無事に」などと大げさにとらえるかといえば、昔は企業に限らず、掛けの取引が一般でも多く利用されており、年末に集中することから、ちゃんと払えるのか?が一大事でした。師走というだけに年中行事も集中してバタバタとするので大晦日を迎えることは非常に大変なことだったようです。そのため新年を無事迎えるということはとても意味があったようです。
(3)は(2)と基本的には変わりありませんが、現代の満年齢(誕生日を迎えて1年年をとる)ではなく数え年(生まれた年を1歳とし、1月1日を迎える毎に1歳年をとる)が主流だったために年ではなく歳をあてたものです。(2)ほど殺伐とした意味はないですね。
(4)は来年一年が良い年だといいねというものです。現代ではこの解釈が分かりやすいと思いますが、本来の意味からは多少外れているような感じです。
(5)検索したらヒットしました。このかたの記事では1980年以前にはそもそも「良いお年を」という表現はなかったとされております。
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~クリスマス・イヴ~
もちょっと遡ってクリスマスイヴ。
現代の日本では12月24日全体を指してクリスマスイヴまたはイヴ(実際の発音はイブ)といいます。どちらかというと本来のクリスマスである12月25日よりも重要視されている傾向にあります。なお、「イブ」=「前日」という認識をしていることが多い為、23日全体を指して「イブイブ」という謎な表現も見受けられます。そして恋人と過ごす日という認識も多いです。
ユダヤ暦および教会暦では日没をもって日付が変わると捉えており、12月24日の晩(イブニング)からクリスマスとなります。また、25日の日没までとなります。
一方カトリック教会では0時をもって次の日付となるため、12月25日の0時から同日23:59までがクリスマスとなります。しかし前夜のミサが行われるため、24日の晩からクリスマスが始まっているような感じです。
日本では夜半のミサを前夜に前倒すので、前夜のミサ(前日の「晩の祈り」)が行われることは稀なようです。
ユリウス暦を用いる正教会ではグレゴリオ暦との差により1月6日の日没から1月7日の日没までがクリスマスです。
ちなみにノエルはクリスマスのフランス語です。イタリア、フランス、スペインなどはカトリックの影響が強く12月25日から1月6日の公現祭(エピファニア)までがクリスマスシーズンとなり、飾りつけは23日に行われ、24日が前夜祭、1月6日を過ぎて片付けられることが多いそうです。プレゼントは魔女が1月6日に持ってくるとされております。
イギリスでは12月25日にサンタクロースがプレゼントを持ってくるのですが、アメリカや日本はこれにならったものです。近頃アメリカでは他宗教への配慮から公式の場ではメリークリスマスよりもハッピーホリデーと表現することが多くなりました。
以上年末のアレコレです。
by KusanaghiMotoko
| 2013-01-07 12:10
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